有田焼窯元の藤井錦彩窯 | サービスメニュー | 染錦黒釉金彩釉裏紅牡丹絵飾り花瓶



有田焼花瓶・壷 中
染錦黒釉金彩釉裏紅牡丹絵飾り花瓶


藤井錦彩窯ホームページ
■作者の藤井錦彩(ふじい きんさい)は1976年、四百年の歴史を誇る陶磁器の本場、佐賀県有田に生まれる。陶芸の道を志、白磁の人間国宝・井上萬二氏や梶原茂正氏・照井一玄氏な ど、各界の第一人者に教えを乞い、腕を磨く。手造り・手描きの心を大切にし、有田焼の伝統に現代感覚を調和させた美意識と感性の世界を造り独自の作風を切 り拓いています、各工芸展では栄えある賞を数多く受賞し、また全国各地の美術館や百貨店で個展が開催され美術愛好家がつめかけています。本作品は、有田焼 の長い歴史と伝統に裏打ちされた技術でロクロを回し、全神経を筆先にそそぎ製作された比類なき陶芸作品です。床の間や玄関・応接間・リビングなど、どこで もお飾りいただけ、日本の伝統工芸の素晴らしさを実感できる珠玉の逸品です。価値ある美術コレクションとしてぜひご所蔵下さい。

■金彩とは、染付けの上に釉薬をかけ1300度で焼成を行い、その上に有田焼伝統の色絵具で絵付けを施して800度で焼成し、赤・緑・青・黄色などの色を 取り入れて、さらにその上に金を使い模様を付け装飾した有田焼の伝統様式です。一色の色を使うごとに一回づつ焼成するため、一つの作品が出来上がるまでに 5回から10回ほど焼成を行い作品が作られます。あでやかな金彩を独創的な色彩とレイアウトで盛り込んだ華麗で格調高い作風です。

■釉裏紅(ゆうりこう)とは、下絵付けに銅系統の彩料を用いて、焼成する際に酸化還元作用を利用し、透明な釉薬の下に紅色を発色させる技法です。釉裏紅の 起源は中国・元時代後期(14世紀)までさかのぼります、肥前磁器における「釉裏紅」は初期伊万里の時期(1610年~1650年)に製作されました。し かし釉裏紅は焼成が難しく発色が不安定なため、その後は衰退の一途をたどっていきました。焼成温度が上がりすぎれば発色せず真っ白になり、酸化炎で焼成す ると緑色の発色になります、炎の具合によって左右され、ちょっとした温度差で全く違った色になってしまい安定して発色させることが難く、窯出しの際に3分 の2以上の作品を無駄にしたことも数え切れないほどの難解な技法です。

■サイズ・高さ27.5cm 径17.5cm
(手造り、手描きのため色彩や寸法に多少の違いがある場合がございます)
■デザイン・牡丹
■限定作品・陶歴しおり付き。作者銘入り。桐箱入り。
■お取り扱い方法・有田焼の花瓶ですので特別なお手入れの必要はございません。
■手造り・手描きのため、作品は全て「一点物」として制作しております。掲載している作品が展覧会で美術館や百貨店などに展示中の場合がございます、その場合はお届けが2日~3日ほど遅れる事がございます。誠に申し訳ありませんがご了承下さい。

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